胸や背中の痛みには、心臓だけでなく、肺、食道、筋肉や肋骨など、さまざまな原因があります。
まずは、緊急性の高い痛みではないかを確認しましょう。
まず確認してください
胸や背中の痛みと一緒に、
- 今までにない強い痛みがある
- 冷や汗が出る
- 強い息苦しさがある
- 意識が遠のく、失神する
- 強い吐き気や嘔吐がある
このような場合は、心筋梗塞や大動脈解離など、緊急性の高い病気の可能性があります。
救急受診や119番を検討してください。
また、安静にしても強い胸痛が10分以上続く場合も、すぐに受診しましょう。
痛みについて確認してみましょう
胸が痛いときは、「いつから」「何分続くか」「繰り返すか」「どんなときに出るか」「どんな痛みか」を確認してください。
「チクチク」「ズキズキ」「圧迫される」「締めつけられる」「ピリピリする」など、痛み方も大切です。
どんなときに痛みますか?
歩いたり、体を動かすと痛む
歩行や階段などで胸が痛くなり、休むと改善する場合は、狭心症など心臓由来の胸痛が疑われます。
心臓からくる胸痛は「締めつけられる」「圧迫される」「重苦しい」と感じることが多く、なるべく早く循環器内科を受診してください。
深呼吸や咳をすると痛む
大きく息を吸ったときや咳をしたときに痛みが強くなる場合は、肺や胸膜などが原因のことがあります。
息苦しさを伴う場合や、痛みが続く場合は受診してください。
押したり、上半身を動かすと痛む
胸を押すと痛い、体を伸ばす・反らす、腕に力を入れるなどで痛みが強くなる場合は、筋肉や肋骨などが原因のことが多いです。
緊急性は高くないことが多いですが、痛みが続く場合は受診しましょう。
空腹や食後に生じる痛み、冷たい水などで改善する痛み
冷たい飲み物や白湯など温かい飲み物で軽くなる場合には、食道運動異常が関係していることがあります。
胸やけや飲み込みにくさを伴う場合も、食道由来の可能性があります。
ただし、飲み物による症状の変化だけで心臓の病気を否定することはできません。痛みが続く場合は受診してください。
胸痛は「いつ・どんなとき・どんな痛み」が大切です
同じ胸痛でも、運動で出るのか、呼吸で変わるのか、押すと痛いのか、飲食で変わるのかによって、考えられる原因が変わります。
特に、今までにない強い胸痛・背部痛、冷や汗、強い息苦しさ、失神、嘔吐などを伴う場合は、無理に様子をみず救急受診を検討してください。
気になる胸痛や背部痛があれば、はなまるクリニックへご相談ください。